
萬國珈琲の星、太田バリスタが台湾で大活躍!
こんにちは!萬國珈琲の柴田です。
2025年7月14日に台湾で開催された「台湾×日本ハンドドリップ交流大会」に、萬國珈琲長町店の店長を務める太田バリスタが出場しました!日本からは代表として「ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ2024」のファイナリスト3名が参加。13日に行われた「台湾ハンドドリップチャンピオンシップ2025」のファイナリスト3名と、日台計6名で国境を越えた熱い戦いを繰り広げました。
▼ 交流大会開催の経緯
昨年、ハンドドリップ先進国である日本と、同じくコーヒーへの取り組みが盛んな台湾のコラボ大会が企画されました。 日本も台湾もハンドドリップへの関心が高く、欧米などと比べても両国ともに技術力はハイレベル。台湾は親日であることも有名ですが、コーヒーを通した日台の交流・日本の高い抽出技術を台湾の人々にも披露してほしいと要望があり、台湾側からの招待を受ける形で大会の実現に至りました。
山形県護国神社で必勝祈願
昨年のJHDC決勝前にもお伺いした「山形県護国神社」へお参りに!
前回大吉が出たことで味を占め、今年もまた太田バリスタの必勝をお願いしてきました。
交流大会とはいえ、勝負は勝負。良い結果を出してもらいたいので、拍手を打つ手にも力が入ります。
お参りしたその足で、おみくじ箱の前へ。開くと花びらの形になる「さくらみくじ」をゲットしました。
結果は吉!大吉とまではいきませんでしたが、これでも十分に強運と言えるでしょう。
「努力が花ひらく」小渕も入っていて、まさに太田バリスタにぴったりのおみくじ。
授与所で「勝守」も購入。残念ながら私たちは同行できないため、お守りと一緒に気持ちだけでも台湾へ!
頑張れ太田さん!!🌸
いざ、交流大会へ
遂に日本を飛び出して、台湾の地に降り立った太田バリスタ。
今回の交流大会は、2025年7月12日(土)~7月15日(火)に台湾で開催された展示会『2025台中国際茶、ワイン、コーヒー、ベーカリーショー(TCFB&TWSF)』のプログラムの一部となっています。
日本、台湾どちらの大会でもペーパーフィルターを使用し、ハンドドリップの技術を競い合います🔥
大会では抽出技術が見定められる『ドリップ競技』、プレゼンテーションを行い抽出レシピや使用する器具への理解度を試される『フリー競技』に分かれます。どちらの競技も入念なトレーニングと経験が必要な、レベルの高い競技内容です。また『ブリュワーズカップ』という使用する器具を自由に選べる大会がありますが、こちらは世界大会があるのに対し、ハンドドリップはまだ一部の国でしか大会が行われていません。
日台の活動を通して、いつか世界的な大会になることを期待しましょう!
▼ 日本と台湾のルールの違い
日本のルール |
ドリップ競技リハーサル15分 → ドリップ競技10分 → フリー競技11分(準備時間5分) |
台湾のルール |
リハーサル15分(両競技の豆配布)→ドリップ競技10分 → フリー競技11分(準備時間5分) |
日本ではドリップ競技のリハーサルを行ってからすぐにドリップ競技へと移りますが、台湾では競技開始前(開会式前)に15分のリハーサルが与えられます。ドリップ・フリーどちらでも抽出を行って良いという決まりだそう。同じハンドドリップの競技会でも、国が違えばルールも異なるんですね。
とはいえそこまで大きな違いはなく、目立ったところは抽出にかけられる時間配分について。
日本大会では、使用する器具はテーブルに並べられている状態から競技がスタートします。しかし台湾大会では、使用するドリッパーやフィルターを乗せたトレイを手に持った状態でスタート。さらに終了時も同じくトレイを持った状態に戻る必要があり、競技時間が日本と同様の10分であるにも関わらず、実質抽出に割ける時間は約8分ほど。今回は日台ルールの折衷案で行われましたが、この競技スタイルは台湾側に準じたため日本チームは少し大変だったようです。
実力を示した日本チーム
左:中村 真悟さん( ROLL COFFEE)/ 真ん中:新田 和雄さん(新田珈琲)/ 右:太田 恵美子バリスタ (萬國珈琲)
いよいよスタートした「台湾×日本ハンドドリップ交流大会」!!
ちなみに正式名称は「Pour-Over League Pacific」。日台の実力者たちがその抽出技術をぶつけ合います!
▼ 日本代表3名
・JHDC2024/1位:新田 和雄さん(新田珈琲)
・JHDC2024/2位:太田 恵美子バリスタ(萬國珈琲)
・JHDC2024/3位:中村 真悟さん(ROLL COFFEE)
▼ ドリップ競技結果
1位:新田 和雄さん(新田珈琲)
2位:太田 恵美子バリスタ(萬國珈琲)
3位:中村 真悟さん(ROLL COFFEE)
▼ ドリップ・フリー総合
1位:陳 慧玲さん(台湾UCC)
2位:新田 和雄さん(新田珈琲)
3位:太田 恵美子バリスタ(萬國珈琲)
▼ 団体戦総合
日本チームの勝利🏆
太田バリスタは、6名中3位という好成績をたたき出しました!!
そしてなんと、ドリップ競技では1~3位を日本チームが独占するという強者っぷり。
さすがはJHDCファイナリストの方々!日本の高い抽出技術を披露し、その実力を示しました✨
団体戦としても日本チームが勝利し、両チームの健闘を称えながら、初の日台交流大会は幕を閉じました。
大会を終えて
交流大会の結果が出てすぐに現地から会社へ速報が入り、みんな小躍りで太田バリスタの活躍を喜びました。
去年初めて競技会に参加した太田バリスタですが、今回の交流大会ではまさにJHDCの経験が活きたとのこと。
台湾から帰ってきたばかりですが、情報は新鮮なうちにと大会の感想をお聞きしてきました!
▼ 太田バリスタのコメント
前日のリハーサルでは抽出確認ができず、当日も台湾と日本でルールのすり合わせが直前まで続き、試技前の確認時間も限られていたため、初めて扱うケニア豆に集中しました。不慣れな器具とルールの中、一部レシピ通りに進められない場面もありましたが、時間内に競技を終え入賞できたのは嬉しい結果でした。
フリー競技との兼ね合いでドリップ競技が1番手になりましたが、昨年のJHDC経験が活きました。台湾選手の競技から多くを学び、温かい皆さんのおかげで安心して取り組むことが出来ました。業務と並行した準備は大変でしたが、参加できて本当に良かったです。支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
今度は一緒について行きます

日本大会とは違う器具やルールの中でも、昨年の経験を活かして臨機応変に対応した太田バリスタ。
台湾・日本、どちらも超ハイレベルな抽出技術を披露していて、会場はまさに職人技のぶつかり合い!最後は僅差で日本チームが団体戦の勝利をつかみました。そして何より、日本と同じくハンドドリップ文化を大切にしている台湾で、初めての国際交流大会に参加できたこと、本当に嬉しく思います。
こんな素晴らしい機会をいただけたことに、心から感謝します☕✨
太田バリスタたちは台湾の美味しいものを食べたり、農園の見学にも行ってきたそうです。
次回また台湾に飛ぶ機会があれば、ぜひ一緒に行きたいですね。
今からパスポートを用意しておくことにします。
それでは、太田バリスタの今後の活躍を楽しみにお待ちください!!
交流大会の様子



萬國珈琲 ザ・モール仙台長町店
住 所:宮城県仙台市太白区長町7-20-3(ザ・モール仙台長町店 1F)
営業時間:9:00-20:00 (LO 19:30)
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