BANKOKU FARM JOURNAL|2025春

こんにちは、萬國珈琲の阿部です。

春と夏のはざま、過ごしやすい日が多くなりましたね!

 

さて、今回はコーヒー農園の近況報告です。5月末の農園の様子お伝えいたします!

2020年から始まりましたこのプロジェクトは、今年で5年目を迎えました。

こうしてみると、コーヒーの苗を植えた時より大きく、葉も生い茂って、すくすくと育っていることを実感しますね!

(左が現在、右が5年前です)
コーヒー農園の様子

ビニールハウスに入ると、ほのかなジャスミンの匂い。

コーヒーの花が咲く時期で、よく見ると白くて小さな花が密集して咲いていることが分かります。

コーヒーの花1
コーヒーの花2

かわいいですね♪

花が咲いているのが2~3日間ととても短いので、
この山形で見れるのはとても貴重な体験かと思われます。


コーヒーの花と実
コーヒーの花と実が同じところにありました。
白と赤のコントラストがきれいですね!

こちらの実が花だったのは昨年になります。

ほとんどの果実は花が咲いてから果実になるまでスパンが短いです。
そして赤道近くのコーヒーの木は花が咲いてから半年後に実がなりますが、日本(山形)は緯度が高いため、約1年かけて実になります。
ですので、今花咲いているものが実になるのは来年になります。

コーヒーの栽培の難しさと、コーヒーという植物の神秘さを感じました。


コーヒーの実
収穫したコーヒーの実です。
コーヒーチェリーと呼ばれる実は、山形県民にはなじみ深いさくらんぼを思わせる、鮮やかで艶やかな赤色をしております。

一口かじってみましたが、皮の部分はとても渋く、中身はほんのり甘くといった味。
これもなかなか味わえないものですが、最近コーヒーの実を味わうことができる商品が増えてきております。

コーヒーの皮や果実部分を乾燥させたものは「カスカラ」と呼ばれ、お茶のような形態に加工された後、シロップやコーラなど様々な食品にアレンジされます。
奥深い苦味と、アルコールを思わせる芳醇な甘さが特徴ですので、コーヒーの実の味を知りたい方はぜひチェックしてみてください!


コーヒーの実の中身
実の中には大きな種が2つ入っております。
コーヒーの種は薄茶色の皮(パーチメント)に包まれており、その上をミューシレージという粘液質で覆われております。光を浴びてテカテカとしているのがわかります。

この状態から、様々な工程を経て見慣れた茶色いコーヒー豆になると思うと、感慨深いですね。

山形県産コーヒー豆の栽培はまだまだ試行錯誤の連続で、安定した供給までの道のりは遠く険しい道となっております。
ですが、いつか何かしらの形でお客様にお伝えできるよう、日々精進して参ります。

また、コーヒー農園の様子についてお伝えしますので、ぜひ続報をご覧いただければ幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!





【商品紹介】

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